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アジア・ヨーロッパ・北米から新メンバーが加盟、オープン業界標準への支持が拡大

Open-S Alliance welcomes new members


油圧ショベル用全自動クイックカプラの共通規格という考え方は、国際的に支持を広げ続けています。2024年には、Open-S規格の開発および普及を推進する非営利団体、Open-Sアライアンスに多数の企業が新たに加盟しました。4月には建設機械のリーディングメーカーであるWacker Neusonが加盟し、続いてノルウェーのConstruction Equipment Group AS、カナダのCraig Manufacturing、韓国のDaedong Engineering、アメリカのPacific JCBの4社が新たなメンバーとして迎えられました。

Construction Equipment Group(CEG)は、EMA(Earth Moving Attachment)、Gjerstad、Vera Tank、Foss-Eikという4つの主要ブランドを展開しており、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデンを中心に、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アメリカへの納品を含むローカルおよびグローバルな事業展開を行っています。各ブランドは、油圧ショベル用アクセサリーや高度な農業用トレーラー、タンクソリューションなど、それぞれの分野で高品質なプロフェッショナルソリューションを提供しています。CEGはOpen-Sアライアンスに準会員として加盟しました。

「Construction Equipment Groupは、お客様により大きな柔軟性を提供しつつ、私たちメーカーが機器の寸法や公差を標準化することで、安全性と品質を確保するという、オープンスタンダードの創設に向けた取り組みを支持しています。アライアンスのメンバーは、品質を高め、ディーラーがさまざまなサプライヤーから機器を安心して選べるようにする技術仕様に準拠することで、大きな利点を得ることができるでしょう」と、Construction Equipment Group ASのグループCEO、Tor Kjetilson Moe氏は述べています。


Open-Sアライアンスに加盟した初の北米企業2社
1946年の創業以来、Craig Manufacturingは重機用アタッチメントのリーディングメーカーへと成長しました。Craigは、建設、林業、鉱業、農業分野向けの革新的で高品質かつ信頼性の高いカスタムソリューションで広く知られています。同社はOpen-Sアライアンスに準会員として加盟しました。

「Craigでは、パートナーと連携しながら機械の生産能力を最大限に引き出すことに注力しています。生産性の向上と持続可能性の改善に対する需要が高まる中で、適切なアタッチメントの選択こそが両方の目標を達成する鍵だと考えています。Open-S規格は、あらゆる用途において生産性と持続可能性を最大化するために必要な柔軟性を提供する、製造者とユーザー双方にとって共通のプラットフォームです」と、Craig Attachments社長のBen Craig氏は述べています。「Open-S規格は、機械オーナーや施工業者に適切なツールを選ぶ自由を提供し、これは業界の将来的な成功に不可欠です。この共通プラットフォームを推進することで、ユーザーは安全性を損なうことなく、さまざまなカプラ、チルトローテータ、アタッチメントを自由に選ぶことができます。この選択の自由は、メーカー、ディーラー、そしてエンドユーザーすべてに利益をもたらします。」

また、北米市場からの加盟企業として、Forklift Services of America傘下のPacific JCBも加わりました。同社は、ワシントン州シアトルおよびオレゴン州ポートランドを拠点に、JCB建設機械およびSteelwrist製品の正規ディーラーとして、機械の販売、レンタル、部品供給、サービスを提供しています。Pacific JCBはOpen-Sアライアンスにサポート会員として加盟しました。


Open-S規格、アジアへ拡大
Daedong Engineeringは、振動および防振技術に注力する韓国の企業で、革新的な油圧ショベル用アタッチメントの開発を専門としています。30年にわたる技術革新のもと、数多くの特許を保有し、現在では45カ国に製品を輸出しています。DPDパイルドライバやバイブロリッパーといった製品は、耐久性と効率性の高さで広く知られています。継続的な開発への取り組みにより、Daedongは世界市場において確固たる地位を築いています。Daedongは、Open-Sアライアンスに準会員として、そしてアジア初の加盟企業として参加しました。

「当社は、全自動クイックカプラの分野で業界リーダーと連携するためにOpen-Sアライアンスへの加盟を希望しました。このパートナーシップは、革新に対する当社の取り組みを強化し、Daedongが世界中のお客様に先進的なソリューションと価値を提供する能力をさらに高めるものです」と、Daedong Engineering CEOのJeongyel Park氏は述べています。

Open-S規格の策定作業は2019年に始まり、メーカーに依存しない共通のグローバル標準を確立することを目的としています。Open-Sアライアンスは、Open-S規格に準拠した異なるメーカーのクイックカプラ、チルトローテータ、ワークツールを自由に組み合わせられる環境をマシンオーナーや施工業者に提供することを目指しています。2020年10月にOpen-Sが正式に設立されて以来、加盟企業の数は着実に増加しており、今回新たに4社が加わったことで、現在のメンバーは主要OEMやアタッチメントメーカーを含む13社となりました。

「このたび加盟された新しいメンバーの皆様を心より歓迎いたします。彼らの参加は、全自動クイックカプラのためのオープンな業界標準の確立に向けた取り組みをさらに強化するものです。私たちは、この共通の基盤がイノベーションと健全な競争を促進すると信じています」と、Open-Sアライアンス理事長のアンダース ジョンソン氏は述べています。

 

詳細については、下記までお問い合わせください。

Open-SアライアンスAB 理事長 アンダース ジョンソン
anders.jonsson@opens.org, +46 70 590 09 49

Open-SアライアンスAB 理事 ステファン ストックハウス
stefan.stockhaus@opens.org, +46 70 998 13 21

 

Open-Sについて
Open-S ― 油圧ショベル用全自動クイックカプラのためのオープン業界標準。Open-Sの目的は、異なるメーカーのクイックカプラ、チルトローテータ、ワークツール間でのグローバルな互換性を実現することにあります。Open-Sアライアンスは、Open-S規格の開発および普及のみを目的とした非営利団体です。詳細は(http://www.opens.org) をご覧ください。

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