非営利団体であるOpen-Sアライアンスが主導する、油圧ショベル用全自動カプラに関するオープンな業界標準の確立という取り組みが、TILTPRO Corp.の加盟によってさらに強化されました。TILTPRO Corp.は、油圧ショベル向けのローターカプラ、チルトカプラ、チルトローテータを製造する韓国のメーカーです。ますます多くのメーカーや企業が、標準化されたインターフェースを備えた製品を顧客に提供することの価値、そしてそれがもたらすメリットと柔軟性を認識しています。TILTPRO Corp.が新たにメンバーに加わったことで、Open-S規格は国際的な拡大をさらに加速させています。

Open-Sアライアンスは、全自動クイックカプラとワークツール（電気接続を備えたチルトローテータを含む）との間で使用する、MiC 4.0準拠の標準化された電気コネクタを発表しました。この開発により、Open-S加盟企業のいずれのブランドでも、クイックカプラ、チルトローテータ、ワークツールのシームレスな互換性が実現し、メーカーごとの専用コネクタは不要になります。同時に、イタリアのアタッチメントメーカーIndecoが準会員としてアライアンスに加盟し、Open-Sはさらに拡大を続けています。

油圧ショベル用全自動カプラのオープンスタンダード確立を推進する非営利団体Open-Sアライアンスは、ACDE Europe AGを新たなメンバーとして迎えました。ACDE Europe AGは解体およびリサイクル用アタッチメントの専門メーカーで、欧州市場のディーラーおよびOEM顧客向けに多様な機器を提供しています。この新たな加盟により、Open-S規格の国際的な拡大はさらに加速しています。

油圧ショベル用全自動クイックカプラの共通規格という考え方は、国際的に支持を広げ続けています。2024年には、Open-S規格の開発および普及を推進する非営利団体、Open-Sアライアンスに多数の企業が新たに加盟しました。4月には建設機械のリーディングメーカーであるWacker Neusonが加盟し、続いてノルウェーのConstruction Equipment Group AS、カナダのCraig Manufacturing、韓国のDaedong Engineering、アメリカのPacific JCBの4社が新たなメンバーとして迎えられました。

Open-S規格を推進する非営利団体であるOpen-Sアライアンスは、油圧ショベル用全自動クイックカプラのグローバルなオープン業界標準を創設・導入した功績により、INTERMATイノベーションアワードを受賞しました。

Open-Sアライアンスは、建設機械メーカーであり技術リーダーでもあるWacker Neusonを新たなメンバーとして迎えました。油圧ショベル用全自動クイックカプラに関するオープン業界標準であるOpen-Sの確立に向けて、同社の加盟はさらなる推進力をもたらします。

油圧ショベル用全自動クイックカプラのオープンスタンダードを確立するための共同の取り組みは、KINSHOFER GROUPがアライアンスに加盟したことでさらに強化されました。

Open-Sアライアンスは、「メーカー／サプライヤー向けグレート・イノベーション賞」部門でスウェーデン・デモリション・アワードを受賞しました。授賞式は2022年11月24日、ストックホルムで開催されたSwedish Demcon解体展示会にて行われました。

Open-Sアライアンスは、KH-Maskin ABを新たなメンバーとして迎えました。同社は初のマシンディーラーとしての加盟となり、アライアンスにとって重要なマイルストーンとなります。「私たちは、全自動クイックカプラのオープンスタンダードの発展に貢献したいと考えています」とKH-Maskin ABのCEOであるMartin Lindén氏は述べています。

Rotar International B.V.は、解体、リサイクル、スクラップ業界向けの高品質な油圧アタッチメントを製造する企業であり、Open-Sアライアンスに加盟しました。